ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


「っ!!思った通り!すごく似合ってる!!」


「……ほんと?」


「ほんとほんと!!めっちゃかわいいよっ!!」


海、それは褒めすぎのような気が……



でもお世辞でもそこまで言われたら嬉しくて……


「こ、これにしようかな……」


自分でも悪くないかなとは思ったし。


海の見立て通り、あたしには大人っぽいのよりこういう方が身の丈に合ってるのかも……


「そうしなよ!きっと新見先輩喜ぶよ!!」


蜜くんが喜んでくれるかはわからないけど……



……少しでもかわいいって思ってくれるといいな。



そしてその服を会計して、ひとまずその服屋さんを後にした……


「海!本当に今日はありがとう!!」


放課後に突然誘ったあたしに、海は快くOKしてくれた。



「当たり前じゃん!それにちょうど部活も休みだったし!!」


「今度何かお礼するね!」


「そんなの全然いいよ!」


「じゃあ、あたしはここで……」



「ちょーっと待った――!!」



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