ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~
ギャップ-蜜Side-
――ガチャッ
「美乃里~~」
「あっ!蜜くん!ちょっとまって~~」
今日は俺と美乃里の初デート。
「いいよ、焦らないで。待っとくから」
「ごめん~~!バックバック」
バタバタと走りまわる美乃里の姿は見えるけど、ちょこまか動きすぎてよく見えない。
本当にやんちゃなチワワに見えて、少しわらってしまった。
「お待たせ!って、何笑ってるの?」
「あぁ、いや。別になんでも……っ……」
いつもさらさらな髪がふわふわと巻かれていて、その髪をいつものように耳にかける美乃里。
ヤッ……べっ……
「蜜くん?」
「あっ……いや、なんでもない」
「そう?」
ヤバい!
なんだよ!この破壊力!!