ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


「あ、そろそろイルカショーあるけど見るか?」


「イルカ!?見る!!あたしイルカ大好きなの!!」


よっし。


ちゃんと調べておいて正解だった。


それから美乃里と二人でイルカーショーを見て、はしゃいでる美乃里がはぐれないようにしっかり手を繋いで一緒に館内を回った。


「満足したか?」


「うんっ!すっごく!!これもありがとう」


お土産屋さんで買ってやったイルカのぬいぐるみをギュッと抱きしめながらそいつに微笑んでいる。


「ちょっと遅くなったけど、ランチでもするか」


「うん!」


康平に借りた雑誌に載ってた人気のカフェに美乃里を連れて行った。


「うわっ、オシャレな店内だね~~」


美乃里が興味津々に店内を見渡している。



「ほら、座るぞ」


「あっ、うん」


美乃里の手を引き、窓際の席に座った。


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