ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~
そのカフェを後にして、2人で買い物をした。
ついでに夕飯の買い出しも。
俺は外でもいいって言ったんだけど、今日のお礼に作らせてって美乃里が言ってくれて。
「蜜くんは晩御飯なにがいい~?」
アパートからそれほど遠くない店で買い物を開始する。
「なんでもいい」
「もう!なんでもいいが一番困る!!」
なんて言いながら楽しそうに食材を手に取ってみてる。
「蜜くん、ハンバーグとか好き?」
「あぁ、好き」
「じゃあ今日はハンバーグにしよ」
嬉しそうにそう言ってお肉コーナでミンチを選ぶ美乃里。
「なんか美乃里っていい奥さんになりそうだよな」
「へっ///」
「つーかなんか俺たち新婚みたいだな」
「っ///」
ほんと、素直っていうかわかりやすいというか。
「も、もう!からかわないでよ!!」
そういって俺から逃げてしまう。