ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


「ふふっ……」


わ、笑った?


ヤバい!今胸がキュンときた!!


この子は俺の心臓をいつかは壊してしまいそうだ……


――――――――――……


「ん……」


あっ、起きた。


「蜜くん……ごめん」


「いいよ。気持ちよさそうだった」


それにそんな寝てないしな。


「美乃里、実は今日めいと加央里ちゃんと話したんだ」


「え……?」


美乃里の顔が引きつる。


「めい、謝ってた。美乃里に酷いこと言ったって。そのうえでちゃんと俺は美乃里が好きだって伝えてきた」


隠し事はしたくない。


それに、少しでも美乃里の気持ちが楽になるならちゃんと話しておきたい。



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