ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


「んだよ。嬉しそうにしやがって」


「なんでもないよ~~」


こんな風に笑う美乃里に心の底から幸せを感じる。


「なんだよ、教えろよ」


「イヤだ~~」


頬を軽く引っ張る。


「もう!やめて―……きゃっ!!」


俺の手を振りほどこうとして、そのままバランスを崩してベットに倒れる美乃里。


「何やってんだよ」


「だって蜜くんが―」


「はー?俺のせいかよー」


そう言って笑う美乃里に覆いかぶさって、美乃里の脇をくすぐる。


「あはは!きゃー!やめてっー!」


「あっ、また逃げやがって」


俺の手から逃げようとする美乃里の両手を、俺も必死に抑え込む。


「もうー!!蜜くんあたしこちょこちょ苦手……っ///」


は?


なんでここで赤くなるんだよ!?


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