ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


「やっぱり今日学校行くのやめるか」


「へ!?」


何を言い出すの!?


この人は!


「なんか美乃里をこの部屋から出すのが嫌になってきた」


な、なんて怖いことを……


「なんてさすがに冗談だけど」


ちょっと本気ぽかったけど……?


「美乃里のこと心配してるやつがたくさんいるからな。早く元気な姿見せてやらなきゃいけないしな」


あっ……そうだ。


海に、工くん。



きっと心配してくれてる。


「まぁー俺としては、もう一回してもいいんだけど?」


「っ///」


「今日は我慢します」


そう言って、チュッとあたしの唇にキスを落としてきた。



朝からあたしは倒れそうです……



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