ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~
ひとりじめしたい-蜜SIde-
『蜜くーん。明日遊ぼう~~』
「無理」
『えぇ~~なんで~~』
なんでってこいつだってわかってるくせに。
「つーかわざわざそんなふざけたことを言うために電話してきたわけ?クリスマスイブの夜に」
そう。
今日はクリスマスイブ。
美乃里の部屋でクリスマスを一緒に迎えようと、部屋に来たばかりだった。
『お前さ、もうプレゼント渡したのか?』
「は?まだだけど」
『美乃里ちゃん、喜ぶだろうなー』
喜んでくれるだろうか……
でも美乃里のことだ。
たとえどんなしょぼいものでも、喜んでくれそうだ。
まぁ、さすがにそんなしょぼいものは渡さないけど。
「つーかもう切るぞ」
『うわっ!酷い!!これだから彼女持ちは!!』
こいつ……
「そういうお前もめいとデートだろ」