ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


『うっ……でも、俺らまだ付き合ってるとかじゃねぇし……』


なんて言いながら、最近いい雰囲気な2人。


『俺、今日告白しようと思って』


「そっか……。頑張れよ」


康平とめい。


本当に2人とも、俺の大切な友人だ。


めいとはあれ以来少し疎遠になってしまったけど、今では普通に話せるまでになった。


それもこれも、きっとこいつのおかげだろう……



『あのさ、俺大丈夫かな……?』


「は?」


『いや、だってめいは蜜が好きだったんだろう?俺、お前みたいにかっこよくねぇし……』


はぁ―……


それで電話してきたわけね。


「何?じゃあ諦めるわけ?」


『っ……』


「できないだろ?だったら当たって砕けろ」


なんて、砕ける結果にはならないだろうけどな。



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