ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


「もう!蜜くん!!」


「誘った美乃里が悪い」


「さ、誘ってない!!」


「ほら、黙って。キスしてあげるから」


「っ……」


キスしてあげるから、なんてなんという上から目線。


でも美乃里は恥ずかしそうに頬を染めて、瞳を閉じる。


「っ……」


な、なんなんだよ……


このかわいい子は……


ほんと、ドキドキで俺やばいかも……


「美乃里、いい?」


「っ///き、聞かないでー///」


かわいい。


愛おしい。



どの言葉を持っても、この気持ちは伝えきれない。



でも今この気持ちを美乃里に伝えるとするなら……


「美乃里、愛してる……」



「っ―……」


それしか浮かばなかった……


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