ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


――――――――……


「ん……」


もう朝か……


寒っ……


でも寒いのは顔だけで……


「んんー」


ずっと美乃里を抱きしめて眠ってたから、体と心はすごく温かい。


あの後、2人して眠っちまったんだな……


時計を見ると、まだ朝の4時。


いつのまにかクリスマスになっていた。


美乃里を起こさないように、ベットの近くに置いてた自分のカバンを手に取る。


そしてそこから取り出す小さな箱。



綺麗にリボンがつけられてるけど、外してしまおう。


そっと箱を開ける。


そしてまだ眠ってる美乃里の左手の薬指にはめた。


「ん、よかった。ピッタリだ」



綺麗に光っている指輪。


それが美乃里の指にはまってる。


それに満足して、俺は再び美乃里を抱きしめて眠りについた。



美乃里がどんな反応するかを楽しみにして……


< 350 / 380 >

この作品をシェア

pagetop