ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~
――――――――……
「ん……」
もう朝か……
寒っ……
でも寒いのは顔だけで……
「んんー」
ずっと美乃里を抱きしめて眠ってたから、体と心はすごく温かい。
あの後、2人して眠っちまったんだな……
時計を見ると、まだ朝の4時。
いつのまにかクリスマスになっていた。
美乃里を起こさないように、ベットの近くに置いてた自分のカバンを手に取る。
そしてそこから取り出す小さな箱。
綺麗にリボンがつけられてるけど、外してしまおう。
そっと箱を開ける。
そしてまだ眠ってる美乃里の左手の薬指にはめた。
「ん、よかった。ピッタリだ」
綺麗に光っている指輪。
それが美乃里の指にはまってる。
それに満足して、俺は再び美乃里を抱きしめて眠りについた。
美乃里がどんな反応するかを楽しみにして……