ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


もちろん指輪をもらえたことも嬉しい。


でもこれをあたしのことを考えて選んでくれてる蜜くんを想像して、涙が出そうになる。


「は!?なんで泣きそうなんだよ!?」


「うぅ~~嬉し泣きだよ~~」


こんな幸せな人は他にいない。


あたし、本当にこの人を好きになってよかった。


好きになってもらえて心からよかったって思う……



「ふっ、うれし泣きなら許すか。ほら」


腕を広げて、あたしを向かい入れる。


「うぅ~~」


あたしは迷わずその胸に飛び込んだ。


「こんなに喜んでくれたなら選んだかいがあったよ」


「ありがとう~~」


「はいはい。わかったからそろそろ泣き止んで」


「無理~~」


「ははっ、無理って」



蜜くんはとても楽しそうに笑ってる。


でも無理なものは無理なんだもん。


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