ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~
「あ、あたしだって……蜜くんがいてくれた……からっ……」
「ん。わかったから、もう泣くな。今日はクリスマスデートするんだろ?」
「っ」
「そんな泣きはらした目でデートするわけ?」
言葉が出ず、ただ首を横に振った。
「蜜くん……」
「ん?」
「ありがとう!大好きっ!!」
「っ……///ほんとにこの子は……」
なぜかうつむいて、顔を見せようとしない蜜くん。
「なぁ、美乃里。ひとつ提案なんだけど、デートするの2時間後でもいい?」
「え?う、うん。別に全然いいよ?」
でもなんで……?
「夜まで待つつもりだったけど、美乃里がかわいすぎて、もう我慢できない」
「へっ///!?」
「やっぱり、お返しに美乃里もちょうだい?」
「っ///」
ず、ズルい……
こんな甘えた声で言われたら……
「は//はい……///」
それしか言えないよ……