ひとりじめしたい。~イジワルで甘いお隣さん~


でも、美乃里は何か考えてくれてるだろうか……?


まぁ、美乃里のことだから何かはくれるだろうけど……



―――――――――――……


「ごちそうさま。うまかったー」


「ふふっ、よかった」


皿を片づけながらニコニコ俺に笑いかける美乃里。


「あ、あのね、蜜くん」


「ん?」


なんだ?


モジモジして……


……っ!!


そうか!


きっと美乃里はバレンタインのプレゼントを……


「きょ、今日ねバレンタインじゃない?」


「あ、あぁ、そうだったな」


なんとなく、気取ってしまった。


「蜜くん、甘いもの嫌いだよね?」


「え……あぁ、まぁ―……」


でも美乃里からもらえるチョコなら……


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