黒愛−2nd love−
手紙には、こう書いてある。
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マリアンヌちゃんへ。
私は本の妖精ジョセフィーヌ……
そんな馬鹿げたことは、もう言わない。
君は本当に馬鹿だね。
一体、いつになったら気づくんだい?
学園サイトで君の幼稚なポエムを見つけて、友達と賭けていたんだ。
何日目で君が嘘に気づくかを。
結局、こうやって僕が種明かしするまで気づかないとは、びっくりだよ。
僕が読んでいた本に手紙がはさまっている時点で、
普通なら僕が書いたと気づくのに。
馬鹿女な君だけど、
おまじないをする姿には笑わせてもらったから、そこだけは感謝しようか。
君との遊びはもう終わり。
僕に惚れてるみたいだが、馬鹿で幼稚な女は嫌いだ。
騙したお詫びに、愛用の折りたたみ式ナイフをプレゼントするから、
これで僕への想いを断ち切ってくれ。
ジョセフィーヌこと、本田卓也より。
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