最強学園
「失礼します・・・」
「有菜!」
「・・・おとう・・さま」
「久しぶりだね」
「えぇ」
「このまえの婚約の話だけど」
婚約・・・聞きたくない・・・好きな人と一緒にいられない・・・。
そんなのいや。
でも小さいころはお父様とお母様に言うことを聞かなきゃまたあたしを置いて何処かへいってしまうんじゃないかって不安だった・・・。
「りな・・・有菜」
「あ。・・はい」
「聞いてるのかね?」
「・・・。」
「しょうがない」
「今度あちらのご家族とイタリアンレストランで食事することになってな」
「・・・はい」
「その時の話をしたかったのだよ」
「・・・。」
「名前は 木野 竜我」
「木野・・・竜我・・・。」
「とういうことでよろしく頼むよ・・・」
「・・・はい」
ガチャ・・・・。
ガタンッそのまま床へへたり込んだ・・・。