最強学園
荷物をまとめて置手紙をおいた
家を出るとき
「お嬢様」
「・・高木・・・」
晃があたしをかばうように前に立った
「どこへ?」
「・・・・。」
「俺んちだ」
「晃!」
「有菜。俺を信じろと言ったはずだ」
「・・・。」晃がいつも以上にかっこよくみえるよ
「・・・お嬢様・・・・。私じゃお役に立てませんか?」
「・・・。」
「私は誰よりも近く長くお嬢様のおそばにいたのに・・・誰よりも・・・お嬢様が・・大切なのに・・・」
「え・・?」
「おま・・・何言って・・・」
「お嬢様・・あなたが好きなんですよ」
「・・・え・・?」高木が・・・あたしを・・・好き?
「・・・行くぞ有菜」と腕を引っ張られた
高木は下を向いて黙っている
「・・・。」
バイクの後ろに乗せられそのまま晃の家へ向かった
「お家の人はいいの?」
「あぁ、親は夜中帰って来る」
「そうなんだ」
「・・・つか・・いいのか?」
「何が?」
「俺・・・で」
「・・・あたしは晃を信じるの!」