最強学園
「じゃあまた明日ね!」
「うん!ばいばーい」
あたしは大きな門が開き無駄にデカい建物に帰る。
あたしの家。
白のお城のようなところ・・・でもここには心の汚い人しかいない。
金にまみれ
使い放題
酒と女に溺れる父
母は自ら建てた会社をやっていてあまり帰ってこない。
小さいころから親に会うのは1年に1回。
あたしの誕生日。
心の汚い大人たち。でもあたしへの愛はあるらしい。
でもそれはあたしを不幸にさせる
「お帰りなさいませ。お嬢様」
「・・・ただいま」
「夕ご飯はいかがなさいましょう?」
「いらない」
「かしこまりました」
あたしは愛想悪く返し部屋に引きこもる。
あたしはこの家では好き勝手やってる迷惑かけてる
心のなかでざまーみろって思ってる
お風呂もトイレも冷蔵庫も自分の部屋にある
この馬鹿でかい部屋
もううんざり。
好きで綾波に生まれたわけじゃない
皆の人気者の綾波様。
いつも笑顔でなんでも思い通りになる綾波様
「うざい」