最強学園
綾波様の悩み
その後戻った。
みんな寝てるかと思ってそっと自分のところに行った
「有菜?」
「真!ごめん、起こしちゃった?」
「うぅん!寝てないから!」
「そっか!・・あ!今日ありがとうね!」
「いえいえ!・・・これは有菜のための旅行だから」
「え・・?あたしのため?」
「有菜ってさ、いつも笑ってる様に見えてたまにすごく悲しそうな目するんだよね・・・」
「・・・。」
「おせっかいだったらごめんね!俺さ・・・妹が去年亡くなったんだ・・」
「え?」
「重い話ごめんな」
「うぅん。聞かせて。・・・あ・・いってくれるなら・・」
「はは!・・・うん」
「去年の冬な、妹が自殺したんだ。
いじめられてたみたいで・・・俺兄貴なのに気づいてやれなくさ・・・だからなんか・・・有
菜とカナを・・・重ねちゃうんだよ・・・」
カナ・・・きっと妹さんの名前だ・・・。
ここのみんなはそれぞれ過去になんかあるんだな。
みんながんばってるんだな。
「真はいいお兄ちゃんだよ。・・・だって・・・すごく温かい人じゃんか。
あたしのお姉ちゃんなんて・・・・」