黄色い花火【短】

あたしは壁にもたれながら

友達かどうかも分からないヤツからのメールに適当に返事をする。




ケータイを閉じたあたしは、ふと体に違和感を感じた。


この電車で有名な痴漢らしい。



あたしは小さく溜め息をもらすと、「やめてください」

そう言おうとした。




「ちょっとおっさん。何してんの??」




< 3 / 35 >

この作品をシェア

pagetop