黄色い花火【短】
あたしに優しくしてくれる人なんかいなかった。
あたしは元々無口で引っ込み思案。
心から信頼しあえる友達なんていなくて
今までの彼氏だって、求めたのはあたしの体。
家族ですらあたしになんか興味すらなくて。
先生だって偽善者ぶってあたしを応援していたものの、結局将来の事しか期待しなかった。
あたしの将来がよくなればあんたはいい身分になれるからでしょ??
最後にそれだけ言ってあたしは去った。
先生は何も言わなかった。