盲従彼女
「…とにかく。」
「え…。」
南が自分の発言に赤くした顔を隠しながらこちらを向く。
「とりあえず1回目♪
次の検査も厳しくいってもいいよ。」
南の側に、1分、1秒でもいられるのなら…
「俺、本気だから。」
「……ッ!」
南は目を丸くさせ、落ち着いていた顔の赤さを戻した。
…隠してもムダ。
君を好きになった時から、
俺の勝ちは決まってた。
「…次はもっと厳しくするから。」
でも…それを実感できるのは、
かなりの時間がかかりそうだけどな。