1人の私を構うあなたが嫌いだった。

…さて、出てきたけど、どこ行こうか。

屋上とか無いかな?


取り敢えず階段登ってみようか。

ここの学校地味に広いから迷いそう。

まぁ大丈夫。歩くのは嫌いじゃないから。

散歩とか好きだから。


…それにしても、さっき声かけてきたやつ…柏井だっけ?

何で声掛けてきたんだろう?

だってさ、私学校では前髪おろして、目が隠れるくらいで、黒髪ストレート。

他の子みたいに髪飾り付けたり、茶色とかに染めたりしてない。

周りから見たらただの地味子。

誰も関わろうとしないだろうって思ったんだけどな…。

家では前髪分けて、目も出してるんだけどね。邪魔だし。


あ、屋上ここかな?

ガチャ…キィ…

開いた。意外と広いな。

授業とかサボる時はここでサボろうかな。

別にテストで赤点取らなければいいからね。

屋上の場所も分かったことだし一旦教室に戻ろう。




教室に戻るとほとんどの人が来ていて席に座っていた。

ガラッ

「……。」

静かな教室にドアの音が響く。

まぁ当然視線はこっちに集まるわけで…


あー…もう。

昔の事思い出すわ…。
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop