携帯小説サスペンス作家


この小さな世界が私の住む世界。


世間一般から見れば、学校など小さな世界に過ぎない。


だが、学生にとっての学校とは、それが全てなのだ。


その世界が全て。


その世界が絶対。


学校という小さな世界は、私にとっては大きすぎる存在なのだ。


バイトをしていないことも、世界が狭い理由の一つだと思う。


だが、人間関係でボロボロの私に、人間関係が絶対必要なバイトなど、どうして出来るだろうか。


出来る訳が無い。


したくない。


人間と、関わりたくない。


関わって傷付くなら、仲間なんていらない。


必要無い。


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