阿修羅

『・・・』

透「俺がいたから、早く 離婚出来なかったって。親父はあの女を、愛してたんだ。俺には理解できないけど…」


透「次は、中学の頃の話。その時付き合ってた彼女に、裏切られた。俺は彼女が好きだったんだ。でも、彼女は違った。」

透「俺の見た目が、好きだった…いや、利用してたんだ。俺はその頃から、鬼神に入って、幹部候補だった。自分で言うのもあれだけど、顔がよかったからだってさ」

透「結局、外側だけ。俺の内側は、見てくれない」


透「これが、女を嫌いになった理由。案外くだらないだろ?」


なんで?なんで、笑っているんだろう?

こんなにも辛い思いをしたのに....

それを、他人に話したばかりだと言うのに…



< 126 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop