初めての恋はあなたと。番外編
3.気付かなかったこと
和也さんと正式に付き合うようになって半月を過ぎた頃。
私は衝撃の事実を耳にした。
しかも平和な食堂で。
「公認カップルはいいわねー」
「え?誰と誰が?」
そういった情報に弱い私は、いつも由依から情報を得ていた。
誰だろう?
そう単純に考えていた私は、食堂のおにぎりを口に入れた。
「千夏って本当平和よねー」
「何でよ」
「…公認カップルって千夏と課長のことよ?」
「えぇ⁉︎それ本当⁉︎」
「何でそんな嘘つかなきゃいけないのよ」
呆れた風に由依は言って、サラダをフォークでつっついている。
しかし私はそれどころではない。
公認カップルは私と和也さん⁉︎
つまり…それはバレているということですよね⁉︎
「バレてないと思ってた…」
「いや、一緒に帰ってる時点でおかしいでしょ」
「…あ、そっか」
よくよく考えればそうですよね…。
でも帰る時間は結構遅い時間ばっかりだったし(和也さんの定時帰りは稀だし)、見られてないと思ってたんだけどな。
私は衝撃の事実を耳にした。
しかも平和な食堂で。
「公認カップルはいいわねー」
「え?誰と誰が?」
そういった情報に弱い私は、いつも由依から情報を得ていた。
誰だろう?
そう単純に考えていた私は、食堂のおにぎりを口に入れた。
「千夏って本当平和よねー」
「何でよ」
「…公認カップルって千夏と課長のことよ?」
「えぇ⁉︎それ本当⁉︎」
「何でそんな嘘つかなきゃいけないのよ」
呆れた風に由依は言って、サラダをフォークでつっついている。
しかし私はそれどころではない。
公認カップルは私と和也さん⁉︎
つまり…それはバレているということですよね⁉︎
「バレてないと思ってた…」
「いや、一緒に帰ってる時点でおかしいでしょ」
「…あ、そっか」
よくよく考えればそうですよね…。
でも帰る時間は結構遅い時間ばっかりだったし(和也さんの定時帰りは稀だし)、見られてないと思ってたんだけどな。