初めての恋はあなたと。番外編
6.邪魔は入るもの
前半
和也さんに会えない日に限って、仕事が早く終わり家に帰ると。
「あ、お姉ちゃんー」
リビングにはお茶を啜る我が妹の姿があった。
「千尋⁉︎何でいるの?」
「だってここ私の家だし」
いや、そういう意味じゃなくて!
仕事服のまま、妹である千尋の前に座り詰め寄る。
「留学は?まさかもう終わったとか?」
「違うよ。学校が大規模工事で一週間休みになっちゃってね。だからこの機会に2週間ぐらい帰ろうかなーって」
「連絡ぐらいしてよ…」
「サプライズだよサプライズ」
そう言って千尋はどこから出してきたのか分からないおかきを食べ出した。
大学2年生である千尋は私と違い優秀で、提携のあるヨーロッパの大学に留学をしていた。
しかし長期休暇になっても帰って来ず、連絡も滅多に来ない。
そんな妹が急にリビングに現れたら誰でも驚くに決まっている。
まあ動きの読めない千尋はいつものことだし、気にしたって意味はないけどね…。
そう思った私は、目の前にあった空のコップにお茶を入れ飲んだ。
「あ、お姉ちゃんー」
リビングにはお茶を啜る我が妹の姿があった。
「千尋⁉︎何でいるの?」
「だってここ私の家だし」
いや、そういう意味じゃなくて!
仕事服のまま、妹である千尋の前に座り詰め寄る。
「留学は?まさかもう終わったとか?」
「違うよ。学校が大規模工事で一週間休みになっちゃってね。だからこの機会に2週間ぐらい帰ろうかなーって」
「連絡ぐらいしてよ…」
「サプライズだよサプライズ」
そう言って千尋はどこから出してきたのか分からないおかきを食べ出した。
大学2年生である千尋は私と違い優秀で、提携のあるヨーロッパの大学に留学をしていた。
しかし長期休暇になっても帰って来ず、連絡も滅多に来ない。
そんな妹が急にリビングに現れたら誰でも驚くに決まっている。
まあ動きの読めない千尋はいつものことだし、気にしたって意味はないけどね…。
そう思った私は、目の前にあった空のコップにお茶を入れ飲んだ。