初めての恋はあなたと。番外編
表情の読めない和也さんに私の不安はより大きくなっていく。
和也さんを不快にさせてしまうことを、私が気付かない間にしてしまったのだろう。
原因は多分、倉石君だとは思うんだけど…。
倉石君とはきつねそばという、当たり障りのない話しかしていない。
確かに距離はやけに近いなと思いましたが。
んー…答えが繋がらない。
私は今自分がどんな状況下にいるのかをすっかり忘れていた。
だから、
「千夏」
低音の声で囁かれ自分の世界から戻って来た私は、和也さんとの距離があまりにも近くて下がれないにも関わらず後退りをしてしまった。
上を見上げれば、和也さんの顔が見えた。やっぱり表情は分からない。
「あ、あの江崎課長ーー」
どうしました?
そう言いたかったが言えなかった。
原因は和也さんしかない。
カーディガンの下に着ている白いブラウスのボタンを2個ほどはずしたのだ。
「ちょ、江崎課長⁉︎」
「下で呼んでくれないのか?」
ここは会社でお昼時ですよ⁉︎
定時後という人が少ないわけでもないのに、誰が来るか分からない状況で呼べない。
会社で下の名前を呼んだことがないわけではないけど今回は状況が違うのよ…って、だからそうじゃない!
何しているんですか⁉︎
和也さんを不快にさせてしまうことを、私が気付かない間にしてしまったのだろう。
原因は多分、倉石君だとは思うんだけど…。
倉石君とはきつねそばという、当たり障りのない話しかしていない。
確かに距離はやけに近いなと思いましたが。
んー…答えが繋がらない。
私は今自分がどんな状況下にいるのかをすっかり忘れていた。
だから、
「千夏」
低音の声で囁かれ自分の世界から戻って来た私は、和也さんとの距離があまりにも近くて下がれないにも関わらず後退りをしてしまった。
上を見上げれば、和也さんの顔が見えた。やっぱり表情は分からない。
「あ、あの江崎課長ーー」
どうしました?
そう言いたかったが言えなかった。
原因は和也さんしかない。
カーディガンの下に着ている白いブラウスのボタンを2個ほどはずしたのだ。
「ちょ、江崎課長⁉︎」
「下で呼んでくれないのか?」
ここは会社でお昼時ですよ⁉︎
定時後という人が少ないわけでもないのに、誰が来るか分からない状況で呼べない。
会社で下の名前を呼んだことがないわけではないけど今回は状況が違うのよ…って、だからそうじゃない!
何しているんですか⁉︎