初めての恋はあなたと。番外編
健兄ちゃんが指差したのは私がさっきまで見ていた雑誌。
開いてあるページにはでかでかと目立つ色で、『彼氏へ贈る誕生日プレゼント特集』と書かれてある。
あぁ…閉じておけば良かった。
「否定しないってことは当たりだな?」
「…はい」
そう素直に認めれば健兄ちゃんは、「母さんの言ってたことは本当なのかー」と少し残っていたお茶を一気に飲み干した。
やはり伯母さんは和也さんとのことを、息子である健兄ちゃんに暴露していたらしい。
…もういいけど。
「で?男に何をあげるんだよ」
健兄ちゃんはニヤニヤと、何か面白いものを見つけましたと言わんばかりの表情でこちらを見ている。
「まだ決まってない…というか、何をあげたらいいか分からない」
「そんなの何だっていいだろう。彼女から貰えるものなら、男は何だって嬉しいって」
「本当に?」
「男の俺が言ってるんだぞ?間違いではないから」
そう健兄ちゃんは自信満々に言った。
この自信満々な発言を信じたいところだが、私は素直に信じられない。
健兄ちゃんの言うことは大半が適当だもん…特に自信満々な発言は。
そう思いながらじーと健兄ちゃんを見つめるも、当の本人はそんな視線も気にせず。
何がいいんだろうな?と人の彼氏のプレゼントを考えていた。
開いてあるページにはでかでかと目立つ色で、『彼氏へ贈る誕生日プレゼント特集』と書かれてある。
あぁ…閉じておけば良かった。
「否定しないってことは当たりだな?」
「…はい」
そう素直に認めれば健兄ちゃんは、「母さんの言ってたことは本当なのかー」と少し残っていたお茶を一気に飲み干した。
やはり伯母さんは和也さんとのことを、息子である健兄ちゃんに暴露していたらしい。
…もういいけど。
「で?男に何をあげるんだよ」
健兄ちゃんはニヤニヤと、何か面白いものを見つけましたと言わんばかりの表情でこちらを見ている。
「まだ決まってない…というか、何をあげたらいいか分からない」
「そんなの何だっていいだろう。彼女から貰えるものなら、男は何だって嬉しいって」
「本当に?」
「男の俺が言ってるんだぞ?間違いではないから」
そう健兄ちゃんは自信満々に言った。
この自信満々な発言を信じたいところだが、私は素直に信じられない。
健兄ちゃんの言うことは大半が適当だもん…特に自信満々な発言は。
そう思いながらじーと健兄ちゃんを見つめるも、当の本人はそんな視線も気にせず。
何がいいんだろうな?と人の彼氏のプレゼントを考えていた。