初めての恋はあなたと。番外編
そう文句を言いつつも、着ないという選択肢がないことに早々に気付き、急いで着替える。
…あぁもうどうにでもなれ!
私のナース姿を見た由依は満足そうに帰っていった。
つまり今私は一人。
着替えたいけど由依に「絶対着替えちゃダメだから!」と言われ、悲しくもその言いつけを素直に守っている。
「やっぱり短いよね…」
引っ張ってみてもやっぱり短い。
寒いので上にカーディガンを羽織ったが、丈の長さは変わらず短いまま。
こんな姿で会えるだろうか。
それより何してるんだってつっこまれるよね…。
あぁどうしよう。
リビングでグルグル歩きながら答えの出ない問いを考えていた時。
ガチャッと玄関の方で、ドアが開く音がした。
和也さん帰ってきちゃった⁉
え、えぇ!どうしよう?
と、とりあえずどこかに隠れよう!
「千夏?」
いつもなら出迎えにいく私の姿がないことに気付いた和也さんが、玄関に通じる扉の向こうで私の名前を呼んだ。
答えるわけにもいかず黙れば、和也さんの足音がどんどんと大きくなってきた。
私は隠れられる場所に体を潜めた。
後のことなんて頭にない。
とにかく今のこの姿を見られてしまうことに対して、まだ心の準備が出来ていない。
もう見られちゃうのは仕方ないけど。
せめて心の準備だけでも…!
…あぁもうどうにでもなれ!
私のナース姿を見た由依は満足そうに帰っていった。
つまり今私は一人。
着替えたいけど由依に「絶対着替えちゃダメだから!」と言われ、悲しくもその言いつけを素直に守っている。
「やっぱり短いよね…」
引っ張ってみてもやっぱり短い。
寒いので上にカーディガンを羽織ったが、丈の長さは変わらず短いまま。
こんな姿で会えるだろうか。
それより何してるんだってつっこまれるよね…。
あぁどうしよう。
リビングでグルグル歩きながら答えの出ない問いを考えていた時。
ガチャッと玄関の方で、ドアが開く音がした。
和也さん帰ってきちゃった⁉
え、えぇ!どうしよう?
と、とりあえずどこかに隠れよう!
「千夏?」
いつもなら出迎えにいく私の姿がないことに気付いた和也さんが、玄関に通じる扉の向こうで私の名前を呼んだ。
答えるわけにもいかず黙れば、和也さんの足音がどんどんと大きくなってきた。
私は隠れられる場所に体を潜めた。
後のことなんて頭にない。
とにかく今のこの姿を見られてしまうことに対して、まだ心の準備が出来ていない。
もう見られちゃうのは仕方ないけど。
せめて心の準備だけでも…!