ヤンキーくんと甘い恋 舞&蓮太
蓮太を取られたくないけど、勇気が出ない。
こんな弱い自分を隠すためにこのままの関係が1番いいんだと自分にずっと言い聞かせてきた。
あっという間にバレンタインデーになり、奈々子とチョコを食べて少し遊んでから家へ帰った。
「あっ、蓮太に渡しに行かないとな〜」
蓮太の家へ行きインターフォンを押す。
「あら!舞ちゃんじゃないの〜!ささっ、あがってちょうだいな!」
蓮太にチョコ渡してすぐ帰るつもりだったけど…
「おじゃましま〜す!」
「蓮太たぶん寝てるから部屋行って起こしてあげて〜!」
「わかりました!」
蓮太のお母さんはなんかふわ〜とした可愛らしいお母さん。
幼馴染みだからしょっちゅう家に行ったりしてたけど高校にはいってからあんまり来てないな〜
コンコン
「蓮太〜!起きてる〜?」
話しかけても返答なしか…
「蓮太〜?入るよ!」
部屋に入ると蓮太はぐっすり寝ていた。
「かわいいな〜」
なんか子供みたいな寝顔。
しばらく寝顔を眺めていた。