Task Force-特別任務部隊-
「すまないな、三浦…お前や進藤だけじゃない…死んでいった谷口にも、俺は申し訳が立たない」

「…小川小隊長の謝る事じゃないです」

三浦は呟いた。

「俺も麗華も、新しく入った進藤も、きっと亡くなった谷口さんも…こういう事態を覚悟の上で、戦術自衛隊に入隊している筈…誰かの為に、代わりに手を汚す…戦いを知らない人の為に戦う…俺達はそういう存在ですから」

「……」

第三次世界大戦の頃は、ただ無鉄砲なだけのヒヨッコだった三浦が…。

成長したものだ。

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