Task Force-特別任務部隊-
グライムズの実戦デビューは、次にマクナイト分隊に出撃命令が下った時となる。

その時まで、グライムズはマット達マクナイト分隊の隊員と訓練を積む。

「大丈夫だグライムズ。分隊の主役はポイントマン、テールガンやグレネーダーは、部隊の後方での援護が仕事だ。楽しめる」

ジェフがオドオドしているグライムズに言った。

グライムズの目は、別の分隊の隊員がレンジャーボディアーマーに挿入している防弾のプレートに。

その隊員はボディアーマーの背中側には、プレートを挿入していない。

「通常の装備で25キロ。この背中の5キロは余計だ。お前はどうか知らないが、俺なら逃げる奴の背中は撃たないね」

隊員の言葉に。

「お、俺は入れとこうかな…」

そう答えるグライムズは、相当ビビリのようだった。

< 117 / 840 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop