Task Force-特別任務部隊-
テレビ局を出ると、既にマクナイト分隊を迎えに来たブラックホークヘリが着陸していた。

ここからヘリで、一気に首都へと進行する。

『大きな獲物は私達に任せて、その他の連中を掃除してちょうだい』

ヘリの女性パイロットが無線で言う。

マクナイト分隊を乗せ、離陸するブラックホーク。

マシンガンのようにグレネードを発射しながら、地上の敵T-55中戦車や59-I式カノン砲を攻撃しつつ、首都に向かう。

屋上に陣取るRPGを持った兵士も、グレネードの爆発で転落していく。

目に見えて敵兵が吹き飛ぶ。

AC-130の航空支援より、目に見えて凶悪だ。

「こりゃいい、一方的だ」

身の安全を保障された事で、ホッとした表情を浮かべるグライムズ。

しかし、安堵するのはまだ早い。

ここからが本番だ。

情報によると、先遣隊がシャリフ一派の激しい抵抗に遭い、立ち往生しているという。

マクナイト分隊はこれより、その援護に向かう。

先遣隊は緑のスモークを焚いて位置を知らせているというが。

「あった!あのスモークだ!」

マットが身を乗り出して叫ぶ。

すぐに着陸してマクナイト分隊を下ろすブラックホーク。

「スモークの付近には友軍がいる、発砲には注意しろ!救出したらさっさと離れるぞ!」

マクナイトの命令で、分隊は一斉に進軍を開始した。

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