Task Force-特別任務部隊-
マットも瓦礫の陰に隠れたまま、M16A2で援護するものの、射撃の反動の度に肋骨が痛む。

まともな攻撃参加は難しい。

「駄目だグライムズ、エヴァーズマンを連れて後退しろ!」

マクナイトがM16A2にリロードしながら叫ぶ。

その首筋に。

「ぐぁっ!」

7.62ミリ弾が掠めていった。

前回の作戦で負傷し、ようやく治ったばかりの古傷だ。

「中佐!」

マットを起き上がらせていたグライムズが叫ぶ。

マクナイトの首からは出血が認められるが。

「気にするな!それより早く後退しろ!グズグズするな!」

片手で首の傷を押さえつつ、マクナイトはグライムズ達に叫んだ。

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