Task Force-特別任務部隊-
銃声は、離れた位置から聞こえてくる。

マクナイト達が、今必死で敵部隊から逃げている所だろう。

あの感じだと、タスクフォースの救出部隊が来るまでもちそうにない。

「こちらガイスト、マクナイト分隊聞こえるか」

タスクフォースの周波数に合わせ、ガイストが無線を送る。

『ガイスト?ガイストか?』

「ああ。北から向かうのは味方だ。くれぐれも発砲するな」

『地獄に仏だ、助かる』

こちらが向かうのを知らせてから、ガイストは移動を開始した。

素早くクリアリングして、進行方向に敵がいないのを確認しつつ。

「ガイスト!」

マクナイト達とガイストは合流する。

「よく来てくれた、支援感謝する」

礼を言うマクナイト。

「マットはどこにいる?」

「もう一人…グライムズと一緒だ。マットは負傷している。早く回収してやらなければ」

「よし」

壁際から、進軍してくる敵部隊の様子を見るガイスト。

「先に行け、しんがりは俺が務める」

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