Task Force-特別任務部隊-
嵐のような銃撃を浴びながら、必死で走るマクナイト達。

もう膝は上がらず、引き摺るようにして走る。

疲労困憊、走りながら時折嘔吐する。

一体何時間、戦場に釘付けにされていたのだろう。

幾ら過酷な訓練を繰り返してきた彼らとて、最早限界に近かった。

「止まるな、走れ!」

それを理解した上で、それでもガイストはマクナイト達を急かす。

苦しいのは分かる。

しかし足を止めれば、その場で敵部隊の銃弾の餌食だ。

奴らは待ってはくれない。

蜂の巣にされるのがオチだ。

「こっちだ、エヴァーズマン達はここにいる」

ようやくグライムズとマットに合流したマクナイト。

「コートニー、聞こえるか。要救助者全員と合流。マットも負傷はしているが無事だ」

『分かったの、すぐにデュラハンのヘリを降下させるの』

マットの無事を確認し、コートニーが言う。

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