Task Force-特別任務部隊-
『SEALは、通常2名から4名で行動するのだろう?ならば問題はあるまい』

何を言っているんだとばかりに、せせら笑うドーベル。

それは小規模任務の場合だろう。

トライデントの方がせせら笑いたい気分だ。

『それに君らSEALには、タスクフォースの中で一番金をかけてやっているんだぞ。MOLLEベストやM4カービンCQBモデルを装備している部隊など他にいない。それに見合った働きをしてくれたまえ』

言うだけ言って、交信を終了するドーベル。

「何て言い草だ、ドーベルの野郎!」

部下のドルフィンが呼び捨てでドーベルを罵倒する。

「どんな装備を持っていたって、無能の指揮官に使われたんじゃいい働きは出来ない。第三次大戦の時のチーム10がいい例だ」

ネプチューンも静かな怒りを湛える。

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