Task Force-特別任務部隊-

建物の中を制圧するべく突入する瞬間というのは危険が多い。

何しろ狭い間口を通る為に集中攻撃を受けやすい事から、なるべく速く入り口を通過しなければならない。

またスピードだけでなく、チームの安全も考えなければならない。

突入の時にうっかり引っ掛けて銃が暴発したら、そしてその時銃口の先に味方がいたら…ギリギリの状況であるほど安全管理は大事になる。

SEALでは突入前の待機姿勢として、『ハイレディポジション』がよく用いられる。

ハイレディは銃床を脇の下に入れ、フロントサイトと目線が重なるように傾けて持つ。

こうする事で銃口は上を向くので安全、また銃口と前方を視野におさめる事がができるので、周囲の動きが良く見えるというメリットがある。

「よし、開けろ」

スティングレイとトライデントがM4カービンを構え、ネプチューンとドルフィンが左右から格納庫の扉を一気に開く！

その瞬間！

「逃げろ！」

格納庫内で待ち構えていた数十人のAN軍兵士が視界に入り、トライデントは叫ぶと同時に横に飛び退いた！