Task Force-特別任務部隊-
即座にトライデントの声に反応したのはスティングレイ。

彼もトライデントと同様、扉の陰に飛び込んで難を逃れる。

しかしネプチューンとドルフィンはそうはいかなかった。

彼らは扉を開いた直後の無防備な姿勢のまま、AN兵士達の一斉射撃を一身に浴びる!

「ネプチューン、ドルフィン!」

叫ぶトライデント。

銃弾を浴びて倒れる二人。

すぐにでも助けに向かいたいが、ANの兵士達は絶え間なく発砲を続け、トライデント達に近づく隙を与えない。

「くそっ!ANの連中がいるなんて聞いていない!」

身を縮こまらせて銃撃から隠れながら、スティングレイが叫ぶ。

それはトライデントとて同じ事だ。

事前までの計画立案不足がこんな形であらわれた。

今も尚、息絶え絶えのネプチューン達に銃弾が浴びせられている!

< 208 / 840 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop