Task Force-特別任務部隊-
「中佐」
グライムズが戻ってきたのは、一時間後だった。
「アフガニスタン国軍には、作戦中の部隊はないそうです」
「うむ、で、タスクフォースは?」
「それが…」
グライムズは困惑した顔をする。
「ドーベル少将自ら無線に出てくれまして、『教えられん』と」
「……ドーベルの奴め」
マクナイトは舌打ちする。
「グライムズ、サンダース軍曹を呼んで来い。山岳部に向かう」
「ええっ?」
マクナイトの言葉に、グライムズはギョッとした。
「何でですかっ?」
「いいかグライムズ、お前もレンジャーでありタスクフォースなら覚えておけ」
マクナイトは振り向く。
「お前は作戦中の部隊がいないかどうか確認をとり、ドーベルは『教えられん』と言った…作戦中の部隊がいないのならば、『いない』と答える筈だ。『教えられん』という事は、ドーベルめ、何か極秘の作戦を進行させているな…自分の点数稼ぎの為に」
グライムズが戻ってきたのは、一時間後だった。
「アフガニスタン国軍には、作戦中の部隊はないそうです」
「うむ、で、タスクフォースは?」
「それが…」
グライムズは困惑した顔をする。
「ドーベル少将自ら無線に出てくれまして、『教えられん』と」
「……ドーベルの奴め」
マクナイトは舌打ちする。
「グライムズ、サンダース軍曹を呼んで来い。山岳部に向かう」
「ええっ?」
マクナイトの言葉に、グライムズはギョッとした。
「何でですかっ?」
「いいかグライムズ、お前もレンジャーでありタスクフォースなら覚えておけ」
マクナイトは振り向く。
「お前は作戦中の部隊がいないかどうか確認をとり、ドーベルは『教えられん』と言った…作戦中の部隊がいないのならば、『いない』と答える筈だ。『教えられん』という事は、ドーベルめ、何か極秘の作戦を進行させているな…自分の点数稼ぎの為に」