Task Force-特別任務部隊-
「で…」

フリッケン・ガイストは帰投中のヘリの中で溜息をついた。

「俺にいるかどうかも分からない部隊と消息を絶ったヘリを探しに、アフガンの山中に行けと?武装勢力真っ只中の危険地帯に」

『お前も我々の救出に尽力してくれた直後だ、迷惑をかけるのはわかっている』

無理を承知で交信するマクナイト。

『だがタスクフォースには負傷者が多く、動ける者もアフガン山岳部の地理には疎い。ガイスト、お前ならフリーの傭兵時代にアフガンでの任務も経験していると聞いた』

「ああ。確かにアフガンなら隅々まで作戦経験がある」

が、何せ情報が曖昧過ぎる。

いるかどうかも分からない部隊と消息を絶ったヘリを探せとは…。

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