Task Force-特別任務部隊-
「確かお前も腕を撃たれていただろう。傷は」

「…弾丸は抜けてるみたいです…止血だけしておきます」

スティングレイは撃たれた左腕を動かしてみる。

痛みは残るが、動かせないほどではない。

幸い利き腕ではない。

銃は保持できそうだ。

その銃の残弾を確認する二人。

「……」

正直、芳しくない状況だ。

まだサイドアームのP226自動拳銃は手つかずのまま残っているが、拳銃だけでこの敵支配地域を脱出する事は難しい。

また弾薬を出し惜しみする事も同様だ。

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