Task Force-特別任務部隊-
兵士は言う。

「て、敵の追跡捜索中なんだ…」

「敵?敵とは」

「タ、タスクフォース…ANの幹部のセーフハウスに侵入して、暗殺した奴らがいるんだ…そいつらを追っていた…多分SEALだろうって仲間は言ってた」

震えながら答える兵士。

膝は先程から、ガクガクと動きを止めない。

「SEAL…海軍か」

呟くガイスト。

SEALの任務は、通常2名から4名で行動する。

となると、この兵士達が追っているのもそれ程大人数の部隊ではない筈。

「ついでに訊くが、この周辺をタスクフォースのヘリが飛行していた筈だ。知っているなら吐け。早い内に全て話した方が長生きできる」

もう一度ステアーの銃口で背中を小突くと。

「ひぃいぃいぃっ!」

兵士は失禁しながら悲鳴を上げた。

「ヘリならRPGで撃墜された!多分誰も生き残っていない!でも墜としたのは俺じゃないんだ!本当だ信じてくれ!撃たないで!頼む!」

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