Task Force-特別任務部隊-
尖閣攻防は航空戦で始まった。

先陣を切るのは戦術自衛隊西部航空方面隊と南西航空混成団だ。

最初に出撃するのはF-15戦闘機。

同機は世界で最高レベルの要撃戦闘機で、制空権の確保が主な任務。

同時にF-2戦闘機が出撃する。

こちらは強力な対艦ミサイルで敵海軍の艦艇を迎撃するのが役目だ。

宮古島の隣の下地島には3000メートル級の滑走路があり、ここに整備支援力を展開すれば、尖閣上空まで10分でF-15やF-2を飛ばして制空権を握る事ができる。

下地島空港は当然地対空ミサイル部隊や基地防空部隊で防御も固められる事になった。

更に半径400キロ以上先までの探知能力を持つ早期警戒管制機E767を投入して敵側の動きを先にキャッチする。

戦闘機の戦闘能力を決めるのは、現代戦においては空中におけるリアルタイムの情報収集能力であり、E767を中心とする組織戦闘能力だ。

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