Task Force-特別任務部隊-
水陸両用部隊による奪回(前編)
深夜。
魚釣島の沖合に展開する、8隻の護衛艦からなる戦術海上自衛隊の第2護衛隊群から、1隻のゾディアックボートが密かに出た。
「第2護衛隊群、こちらSEALチーム8」
ゾディアックボートからトライデントが無線を送る。
「現在魚釣島南の海上2キロ地点、島に灯りのようなものは見られず」
『了解だトライデント』
第2護衛隊群の護衛艦に乗るマクナイトが交信した。
『島には敵の先遣部隊と思われる兵士が既に上陸し、現在も島を占拠している筈だ。待ち伏せの可能性も十分に考えられる。注意しろ』
「了解。これより偵察任務に入る」
『ゾディアックの機関を停止して安藤岬から上陸するか、海中から自力遊泳にて上陸するか、アプローチは任せる。くれぐれも気を付けてな』
その言葉を最後に、トライデントは交信を終了した。
魚釣島の沖合に展開する、8隻の護衛艦からなる戦術海上自衛隊の第2護衛隊群から、1隻のゾディアックボートが密かに出た。
「第2護衛隊群、こちらSEALチーム8」
ゾディアックボートからトライデントが無線を送る。
「現在魚釣島南の海上2キロ地点、島に灯りのようなものは見られず」
『了解だトライデント』
第2護衛隊群の護衛艦に乗るマクナイトが交信した。
『島には敵の先遣部隊と思われる兵士が既に上陸し、現在も島を占拠している筈だ。待ち伏せの可能性も十分に考えられる。注意しろ』
「了解。これより偵察任務に入る」
『ゾディアックの機関を停止して安藤岬から上陸するか、海中から自力遊泳にて上陸するか、アプローチは任せる。くれぐれも気を付けてな』
その言葉を最後に、トライデントは交信を終了した。