Task Force-特別任務部隊-
頼もしい仲間達を見ながら、三浦は笑みを浮かべる。

日本の、ほんの小さな無人島に過ぎない魚釣島。

その小さな島を奪回する為に、SEALが、レンジャーが、デルタフォースが。

アメリカの精鋭部隊が戦術自衛隊に手を貸してくれる。

友好国だとか、国益の為だとか、そういうものを度外視して、侵略を許せないというそれだけの為に命を懸けてくれる。

三浦はそれが嬉しかった。

これだけの精鋭が揃えば、数に勝るANの部隊とて敵ではなかった。

ものの一時間で魚釣島を占拠していた敵部隊は沈黙。

奪回任務は完了した。

「クリア」

「クリア」

「こっちもクリアだ」

口々に言うスティングレイ、マット、進藤。

「協力に感謝します」

マクナイトとトライデントに握手を求める三浦。

「礼を言われる事じゃない」

「ああ、俺達の仕事だからな」

言いつつも、マクナイトもトライデントも、三浦と握手を交わした。

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