Task Force-特別任務部隊-
ガイストとコートニーの二人を収容し、海中深くに没する212A型潜水艦。

その潜水艦が消えた水面に。

「ぷあっ!」

ゴーストは一人浮上した。

彼は一人水中に身を潜める事で、ANの拘束から逃れたのだ。

無論、一人逃げ出した訳ではない。

「……」

ゴーストの手には、一挺の拳銃が握られていた。

S&W MK22ハッシュパピー。

ガイストがヘリ墜落の直後、ゴーストに託した特殊部隊向け暗殺用拳銃だ。

発射音を極力抑える為に、亜音速特殊弾と専用のサプレッサーが使われている。

これを託したという事は、ガイストの言いたい事はただ一つ。

『ゴーストは生き残って、必ずANを叩き潰してくれ』

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