Task Force-特別任務部隊-
トライデントとゴーストが顔を見合わせる。

「罠だな」

呟くゴースト。

ドーベル自身が、ANの指揮官なのだ。

幹部の会合を奇襲させるとは思えない。

だとすると、陸軍の部隊を送り込んだ先にANの待ち伏せがあるか、部隊を全滅させるだけのトラップが仕掛けてあるか…。

「恐らくMOABだろうな。シャリフ一派の自爆と魚釣島の自爆、二度とも実行している。あれなら大規模な部隊でも一発で吹き飛ばせるからな」

ガイストが言う。

その言葉に。

「こうしてられないの…!」

コートニーが無線でマットに知らせようとするが。

「止せ」

ゴーストが止めた。

「俺達の忠告を、今のアメリカ軍が聞き入れると思うか?俺達はお尋ね者だぞ」

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