Task Force-特別任務部隊-
潜入と同時にやる事は、無防備に背中を向けて歩いている警備兵の拘束。

背後から接近する。

この大雨で、足音が掻き消されるのは好都合だった。

首に両腕を回して、所持していたMARK23自動拳銃を突きつける。

「デュラハンのコントラクターを捕らえているだろう。どこだ?」

「ぐ…ほ、北東の旧収容区画だ…」

情報を吐かせたら、すぐに片羽絞めで失神させる。

ここを警備しているのは、全てアメリカ軍の兵士。

アメリカ軍はまだデュラハンをANに寝返った敵だと思っているのだろうが、ガイスト達から見れば敵ではない。

殺す必要はなかった。

気絶させた兵士は草むらに引き摺り込んで隠す。

発見を遅らせた方が、仕事がしやすかった。

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